BYD ATTO 3 EXのACC・クルコンを解説|安全装備・快適装備も比較【2026年】

BYD ATTO 3 EXのACC・クルコンを解説|安全装備・快適装備も比較 電気自動車

BYDのミドルサイズEV「ATTO 3」が大幅刷新され、BYD ATTO 3 EXとして2026年9月29日に発売されました。

ACCクルコン情報館として気になるのは、

「ATTO 3 EXにはACCが付いている?」
「渋滞時の停止まで追従できる?」
「ICCとは何が違う?」
「RWDとAWDで安全装備は違う?」

といった点ではないでしょうか。

結論からいうと、ATTO 3 EXはRWD・AWDともACCとICCを標準装備しています。

さらに、5つのミリ波レーダーと1つのフロントビューカメラを使ったADASへ進化し、前後クロストラフィックブレーキやブラインドスポット、ドライバーモニタリング、幼児置き去り検知なども標準装備されています。

ただし、重要な注意点があります。

2026年10月4日時点では、日本仕様ATTO 3 EXの公開カタログから「ACCの詳細な作動速度域」「停止保持」「停止後の自動再発進条件」までは確認できません。

そのため本記事では、確認できていない部分を「全車速追従」と断定せず、公式資料で確認できた内容を中心に紹介します。

BYD ATTO 3 EXのACC・ICCをチェック

まず、クルーズコントロール関連の装備をまとめます。

機能ATTO 3 EX RWDATTO 3 EX AWD
アダプティブクルーズコントロール(ACC)標準標準
インテリジェントクルーズコントロール(ICC)標準標準
車線逸脱警告(LDW)標準標準
車線維持支援(LKA)標準標準
自動緊急ブレーキ(AEB)標準標準
先行車発進お知らせ機能標準標準

日本仕様カタログでは、ACC・ICCとも両グレード標準装備と明記されています。ヤナセ

ACCとは?

ACCは「Adaptive Cruise Control」の略で、一般的には前方車両を検知し、設定速度を上限に車間距離を保ちながら加減速を支援するクルーズコントロールです。

ATTO 3 EXでもACCがRWD・AWDとも標準装備されています。

高速道路で一定速度を維持する従来型クルーズコントロールよりも、先行車に合わせた速度調整を行える点が大きなメリットです。

ICCとは?

ATTO 3 EXにはACCとは別に、**インテリジェントクルーズコントロール(ICC)**も標準装備されています。

旧ATTO 3の日本向け取扱説明書では、ICCについてACCとレーンキープシステムを組み合わせ、前後方向だけでなく左右方向の制御も支援するシステムと説明されています。旧ATTO 3では2026年6月のOTAアップデートで、ICCの起動可能最高速度が120km/hから130km/hへ変更されました。

ただし、この作動条件をそのままATTO 3 EXにも適用できるとは確認できません。

ATTO 3 EXについては2026年9月版カタログでICC搭載は確認できますが、新型専用の日本向け取扱説明書で詳細な速度条件までは確認できていません。

したがって記事公開時点では、

ATTO 3 EXはACC+ICCを標準装備。ICCによる高度な運転支援を備えるが、日本仕様の詳細な作動速度域は確認できていない

としておきます。

ATTO 3 EXのACCは全車速追従?

ここは検索する人が最も知りたいポイントでしょう。

「0km/hまで追従する」「停止保持する」「停止後に自動再発進する」といったATTO 3 EX日本仕様の詳細条件は、2026年10月4日時点で公開されている公式カタログからは確認できません。

そのため、本サイトでは現時点で「全車速追従ACC」とは断定しません。

BYD ATTO 3 EXの安全装備

ATTO 3 EXではADAS用センサーが強化されています。

BYDによると、従来ATTO 3の3つのミリ波レーダー+1つのフロントビューカメラから、新型では5つのミリ波レーダー+1つのフロントビューカメラへ変更されています。

さらに超音波センサーも組み合わせて周囲を監視します。BYD Japan

また、RWDとAWDで安全装備の差はほぼなく、カタログ上の安全・運転支援装備は共通です。

ATTO 3 EX 全安全装備表

分類安全・運転支援装備RWD / AWD
エアバッグフロントエアバッグ(運転席・助手席)標準
フロントサイドエアバッグ標準
カーテンエアバッグ標準
ファーサイドエアバッグ標準
シートベルトフロントシートベルト・アダプティブフォースリミッター標準
リアシートベルト・プリテンショナー(左右)標準
全席シートベルト非着用警告標準
子ども・防犯ISO-FIXチャイルドシート取付システム標準
機械式チャイルドロック標準
イモビライザー標準
緊急通報BYD E-CALL標準
駐車支援BYDアラウンドビュー標準
前部駐車レーダー4個標準
後部駐車レーダー4個標準
車両安定制御電動パワーステアリング(C-EPS)標準
トラクションコントロール(TCS)標準
ESC標準
VDC標準
EBD標準
HDC標準
オートホールド(AVH)標準
ABS標準
TPMS標準
インテリジェントパワーブレーキ(IPB)標準
クルーズ支援ACC標準
ICC標準
車線支援車線逸脱警告(LDW)標準
車線維持支援(LKA)標準
衝突回避自動緊急ブレーキ(AEB)標準
前方衝突予測警報(FCW)標準
後方衝突予測警報(RCW)標準
交差車両フロントクロストラフィックアラート(FCTA)標準
フロントクロストラフィックブレーキ(FCTB)標準
リアクロストラフィックアラート(RCTA)標準
リアクロストラフィックブレーキ(RCTB)標準
死角監視ブラインドスポットインフォメーション(BSD)標準
ドア安全ドアオープンワーニング(DOW)標準
標識・速度交通標識認識システム(TSR)標準
ISLI標準
ISLC標準
ライトハイビームアシスト(HMA)標準
誤操作対策ペダル踏み間違い時加速抑制(AMAP)標準
ドライバー監視ドライバーモニタリングシステム(DMS)標準
車内監視幼児置き去り検知(CPD)標準
発進支援先行車発進お知らせ機能標準

2026年9月版日本仕様カタログの安全・運転支援装備表では、これらがRWD・AWDとも標準装備となっています。

特に新型で注目したいのが、DMSとCPDです。

DMSはドライバーの疲労や注意散漫などを検知するシステム。

CPDは車内ミリ波レーダーによって車内の生命体の動きを検知し、警告や空調作動などによって、取り残された子どもの早期発見・救助を支援する機能です。

RWDとAWDの快適装備を比較

安全装備についてはRWDとAWDで大きな差がありません。

一方、快適装備ではAWDだけにW-HUDと車載温冷庫が装備されるのが大きな違いです。

快適・便利装備RWDAWD
パノラミックサンルーフ○○
電動テールゲート○○
ヒーター付き電動格納ドアミラー○○
ステアリングヒーター○○
8.8インチメーター○○
12インチW-HUD―○
運転席6Wayパワーシート○○
運転席4Wayランバーサポート○○
助手席6Wayパワーシート○○
前席シートヒーター○○
前席シートベンチレーション○○
自動防眩ルームミラー○○
サングラスホルダー○○
15.6インチディスプレイ○○
Apple CarPlay○○
Android Auto○○
8スピーカー○○
BYD音声制御○○
GPSナビ○○
4G通信○○
BYDアプリ連携○○
OTA○○
マルチカラーアンビエントライト○○
NFCデジタルキー○○
Bluetoothキー○○
50Wワイヤレス充電・冷却ファン付○○
デュアルゾーンオートエアコン○○
車載温冷庫―○
95Lフロントトランク○○
V2L / V2H○○

装備内容は2026年9月版日本仕様カタログによります。

AWDだけの12インチW-HUD

AWDには**12インチW-HUD(ヘッドアップディスプレイ)**が標準装備されます。

視線移動を減らしながら走行情報を確認できるため、長距離ドライブや高速道路でACC・ICCを使用する機会が多い人には魅力的な装備です。

RWDにはW-HUDは装備されません。

AWDだけの車載温冷庫

もうひとつの大きな違いが車載温冷庫です。

AWDには容量4.5Lの車載温冷庫が標準装備され、

冷蔵:-6~6℃
保温:35~50℃

に設定できます。

500mlペットボトルなら最大4本収納可能とされています。BYD日本導入モデルでは初採用の装備です。

新型ATTO 3 EXと旧ATTO 3の違い

今回のモデルチェンジは、単なる内外装変更ではありません。

駆動方式、バッテリー、モーター、ADAS、快適装備まで大幅に変更されています。BYDも「大幅アップデート」と表現しています。

比較項目旧ATTO 3ATTO 3 EX RWDATTO 3 EX AWD
駆動方式FWDRWDAWD
バッテリー容量58.56kWh74.88kWh74.88kWh
WLTC航続距離470km620km550km
モーター最高出力150kW230kWシステム330kW
最大トルク310N・m380N・mシステム560N・m
急速充電最大受電能力85kW100kW100kW
ミリ波レーダー3個5個5個
フロントカメラ1個1個1個
シートヒーター2段階3段階3段階
シートベンチレーション―3段階3段階
ステアリングヒーター―○○
DMS―○○
CPD―○○
メーター5インチ8.8インチ8.8インチ
ワイヤレス充電15W50W50W
フロントトランク―95L95L
W-HUD――12インチ
車載温冷庫――○

旧ATTO 3の日本公式ページでは航続距離470km、58.56kWhバッテリー、FWD仕様と案内されていました。新型ではバッテリーを74.88kWhへ大型化し、RWDで620km、AWDで550kmへ伸びています。

ACCだけでなくセンサーも進化

「ACCクルコン情報館」として特に注目したい変更は、ADASのセンサー構成です。

旧型の

ミリ波レーダー3個+フロントカメラ1個

から、新型では

ミリ波レーダー5個+フロントカメラ1個

へ強化されています。

FCTA/FCTBなど交差車両への安全支援も含め、単純にACCだけを見るよりも、車両周辺を監視するADAS全体が強化されたモデルと考えた方が分かりやすいでしょう。

RWDとAWDはどちらがおすすめ?

ACCや安全装備を目的に選ぶのであれば、RWDでも十分充実しています。

ACC、ICC、AEB、LKA、前後クロストラフィックブレーキ、BSD、DMS、CPDなど主要ADASはRWDにも標準装備されています。

RWDはメーカー希望小売価格437万8,000円、航続距離620kmです。

一方AWDは487万3,000円で、航続距離は550km。代わりに前後モーターによるAWDとシステム最高出力330kW、12インチW-HUD、車載温冷庫が加わります。BYD

そのため、

ACC・安全装備と航続距離重視ならRWD、走行性能・雪道・HUD・温冷庫まで欲しいならAWD

という選び方が分かりやすそうです。

BYD ATTO 3 EXのACC・安全装備FAQ

Q. ATTO 3 EXにACCは標準装備ですか?

はい。2026年9月版日本仕様カタログでは、RWD・AWDともアダプティブクルーズコントロール(ACC)が標準装備されています。ヤナセ

Q. ICCも標準装備ですか?

はい。インテリジェントクルーズコントロール(ICC)もRWD・AWDとも標準装備です。

Q. ACCは0km/hまで追従しますか?

2026年10月4日時点では、新型ATTO 3 EX日本仕様について、公開カタログからACCの最低作動速度や停止までの追従条件を確認できません。

そのため本記事では全車速追従とは断定していません。

Q. 停止後に自動再発進できますか?

ATTO 3 EX日本仕様について、停止保持時間や自動再発進の条件は公開カタログでは確認できません。

海外版のBYD ATTO 3では、30秒以内に先行車が発進すると、ドライバーの操作なしで自動的に再発進します。との情報があります。BYD-accessories-store

Q. RWDとAWDで安全装備は違いますか?

日本仕様カタログに掲載されている主要安全・運転支援装備については、基本的にRWD・AWD共通です。

ACCやICCを使いたいという理由だけでAWDを選ぶ必要はありません。

Q. AWDだけの装備は?

快適装備では主に12インチW-HUDと車載温冷庫がAWD専用です。

Q. ATTO 3 EXには踏み間違い防止がありますか?

はい。

**ペダル踏み間違い時加速抑制装置(AMAP)**がRWD・AWDとも標準装備されています。

まとめ|ATTO 3 EXはACC・ICC+充実したADASを標準装備

新型BYD ATTO 3 EXは、RWD・AWDともACCとICCを標準装備しています。

さらに5つのミリ波レーダーと1つのフロントビューカメラを使ったADASへ進化し、AEB、LKA、BSD、前後クロストラフィックブレーキ、DMS、CPDなど安全装備も非常に充実しています。

旧ATTO 3と比べても、FWDからRWD/AWDへの変更、航続距離の拡大、シートベンチレーションやステアリングヒーターの追加など、かなり大きなモデルチェンジです。

一方で、ACCの最低作動速度、停止保持、自動再発進などATTO 3 EX日本仕様の詳細な制御条件については、2026年10月4日時点で確認できません。

ACCクルコン情報館では、この部分を旧ATTO 3の情報から推測せず、記事を制作しています。

情報確認日:2026年10月4日

参考資料

BYD Auto Japan「BYD ATTO 3 EX」製品ページ(2026年10月4日確認)
BYD ATTO 3 EX公式ページ

BYD Auto Japan「新型BYD ATTO 3 EXを発売」(2026年9月28日発表)
BYD ATTO 3 EX公式プレスリリース

BYD ATTO 3 EX 日本仕様カタログ「202609A」(2026年9月版)
ATTO 3 EX公式カタログ PDF

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