ホンダ「WR-V」ACCクルーズコントロールの性能は?停止保持はある?

ホンダ

2024年3月発売

ホンダのコンパクトSUV「WR-V」は、価格を抑えながらも安全運転支援システム「Honda SENSING」を全タイプに標準装備しているのが大きな魅力です。

その中でも気になる装備が、前の車との距離を保ちながら走行を支援してくれる「ACC」、つまりアダプティブ・クルーズコントロールです。

ただし、WR-VのACCについて調べるときに注意したいのが、「ACCは付いているのか?」だけでなく、「停止まで追従するのか?」「渋滞でも使えるのか?」という点です。

結論から言うと、WR-VにはACCが全グレードに標準装備されています。

ただし、停止保持機能や渋滞追従機能付きACCではありません。高速道路や自動車専用道路での巡航を楽にするタイプのACCと考えるのが分かりやすいです。

WR-VのACCは全グレード標準装備

WR-Vには、Honda SENSINGが全タイプに標準装備されています。

対象となる主なグレードは、X、Z、Z+、そして一部改良後に追加されたZ BLACK STYLE、Z+ BLACK STYLEです。

Honda SENSINGの搭載機能には、衝突軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、路外逸脱抑制機能、車線維持支援システム、標識認識機能、オートハイビームなどが含まれます。

その中に、アダプティブ・クルーズコントロール、いわゆるACCも含まれています。

つまりWR-Vの場合、安いグレードだからACCが付かない、上位グレードだけACC付き、という装備差ではありません。ベースグレードのXでもACCが使える点は、WR-Vの大きなメリットです。

ACCクルーズコントロールとは?

ACCは、設定した速度を上限にして、前走車との車間距離を保ちながら走行を支援する機能です。

前に車がいないときは、設定した速度で定速走行します。前に車がいるときは、その車の速度に合わせて加減速し、一定の車間距離を保つように支援します。

従来型のクルーズコントロールは、基本的に「設定速度を保つだけ」の機能でした。それに対してACCは、前走車を検知して車間距離を調整してくれるため、高速道路での長距離移動では運転負荷をかなり軽減してくれます。

WR-Vの場合も、ACCによって高速道路での一定速度巡航や、前走車に合わせた追従走行がしやすくなります。

WR-VのACCの作動速度は?

WR-VのACCは、約30km/h以上で走行しているときに車速をセットできます。

希望の速度になった状態で、ステアリングのRES/+スイッチまたはSET/-スイッチを押すと、その時点の速度が設定車速になります。

設定速度の調整は、スイッチを1回押すごとに1km/hずつ変更できます。また、長押しすると10km/h単位で変更できます。

このあたりの操作性は、一般的なACCと同じで、高速道路や流れのよいバイパスなどでは扱いやすい仕様です。

車間距離は4段階で調整可能

WR-VのACCでは、前走車との車間距離を4段階で設定できます。

車間距離の設定は、短・中・長・最長の4段階です。

目安として、車速80km/hのときは、短が約27m、中が約35m、長が約44m、最長が約54mです。

車速100km/hのときは、短が約33m、中が約43m、長が約55m、最長が約67mです。

車速が上がるほど車間距離も長くなるため、高速道路では状況に合わせて余裕のある設定を選ぶのがおすすめです。

個人的には、交通量が多い道路では「中」か「長」、流れが速い高速道路では「長」か「最長」が安心です。

WR-Vに停止保持機能はある?

WR-VのACCで一番注意したいのが、停止保持機能の有無です。

結論として、WR-VのACCには停止保持機能はありません

WR-Vの取扱説明書では、ACCは約30km/h以上でセット可能とされています。また、車速が25km/h未満になるとACCが自動解除されます。

つまり、前走車が渋滞などで減速していき、自車の速度が25km/h未満になると、ACCは解除されます。そのまま自動で停止まで追従してくれるわけではありません。

停止直前や渋滞中は、ドライバー自身がブレーキ操作を行う必要があります。

WR-Vは渋滞追従機能付きACCではない

最近のホンダ車には、「渋滞追従機能付ACC」を搭載する車種もあります。

渋滞追従機能付きACCの場合、条件が合えば低速域や停車中から作動でき、前走車の停止に合わせて減速・停止まで支援するタイプもあります。

しかし、WR-VのACCはそのタイプではありません。

WR-Vは約30km/h以上で使うACCであり、低速渋滞での停止保持までは対応していません。

そのため、WR-VのACCは「高速道路で便利なクルーズコントロール」と考えるのが正解です。「渋滞でも足を離してラクに走れる装備」と考えると、期待と実際の性能に差が出やすいです。

通常のクルーズモードにも切り替え可能

WR-VのACCは、車間距離を保つACCモードだけでなく、通常のクルーズモードにも切り替えできます。

クルーズモードにすると、前走車との車間距離を保持せず、設定速度で走る定速クルーズに近い使い方になります。

ただし、通常クルーズモード中は前の車との距離を自動で調整してくれません。

そのため、基本的にはACCモードを使い、状況に応じて通常クルーズモードを選ぶという使い方が良いでしょう。

WR-VのACCが向いているシーン

WR-VのACCが特に便利なのは、高速道路や自動車専用道路での巡航です。

たとえば、一定速度で流れている高速道路では、アクセル操作の負担を減らせます。前走車が少し減速した場合も、車間距離を保つように速度を調整してくれるため、長距離移動での疲労軽減に役立ちます。

また、郊外のバイパスなど、信号が少なく流れが安定している道路でも使いやすいです。

一方で、市街地や渋滞路、カーブが多い道路、割り込みが多い道路では過信しない方が良いです。ACCはあくまで運転支援機能であり、自動運転ではありません。

WR-VのACCの注意点

WR-VのACCは便利な装備ですが、万能ではありません。

まず、低速域では使いにくいです。25km/h未満になると自動解除されるため、ノロノロ渋滞では停止保持まで任せることはできません。

また、悪天候、フロントガラスの汚れ、急なハンドル操作、先行車を安定して検知できない状況などでは、ACCが自動解除される場合があります。

高速道路でも、割り込み車両や急減速する車には注意が必要です。車がブレーキを支援してくれる場面はありますが、最終的な安全確認とブレーキ操作はドライバーの責任です。

WR-VのACCはライバル車と比べてどう?

WR-VのACCは、全グレード標準装備という点ではかなり魅力があります。

価格を抑えたコンパクトSUVでありながら、ACCやLKASなどの運転支援装備が備わっているため、高速道路を使う機会が多い人には十分便利です。

一方で、停止保持や全車速追従を重視する人にとっては、物足りなさがあります。

たとえば、渋滞中のストップ&ゴーまで支援してほしい人、都市高速や通勤渋滞でACCを多用したい人は、渋滞追従機能付きACCを搭載する車種も比較した方が良いでしょう。

WR-Vは、価格、サイズ、荷室の広さ、運転支援のバランスを重視する人に向いたSUVです。反対に、最新の高度な運転支援機能を最優先したい人は、ZR-Vやヴェゼルなども検討候補に入ります。

まとめ:WR-VのACCは高速道路向け。停止保持はなし

ホンダWR-VのACCクルーズコントロールは、全グレードに標準装備されています。

設定速度を保ちながら、前走車との車間距離を調整してくれるため、高速道路での長距離移動ではかなり便利な装備です。

ただし、停止保持機能はありません。WR-VのACCは約30km/h以上で作動し、25km/h未満になると自動解除されます。

そのため、渋滞で停止まで自動追従してくれるACCではなく、高速道路や自動車専用道路での巡航をサポートするACCと考えるのが正確です。

WR-Vを選ぶときは、「ACCは全グレード標準装備。ただし停止保持なし」と覚えておくと、購入後のイメージ違いを防ぎやすいです。

WR-VのACCに関するFAQ

WR-VにACCは付いていますか?

はい。WR-VはHonda SENSINGを全タイプに標準装備しており、その中にACCが含まれています。

WR-VのACCは何km/hから使えますか?

約30km/h以上で走行しているときにセットできます。

WR-VのACCは停止まで追従しますか?

停止までの追従には対応していません。車速が25km/h未満になるとACCは自動解除されます。

WR-Vに停止保持機能はありますか?

ACCによる停止保持機能はありません。低速時や停止時はドライバーがブレーキ操作を行う必要があります。

WR-VのACCは渋滞で使えますか?

ノロノロ渋滞や停止を伴う渋滞には向いていません。高速道路などで流れが安定している場面に向いたACCです。

WR-VのACCは全グレード標準装備ですか?

はい。WR-VはX、Z、Z+などのタイプでHonda SENSINGが標準装備され、ACCも含まれます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました